99%のお産が病院やクリニックといった医療施設で行われている日本で、助産所や自宅での出産という「1%の選択」した4人の女性と彼女たちをサポートする助産師の日々を見つめたドキュメンタリーを12/8(金)~上映します。
きめ細やかな助産ケアが施され、命が産まれる場所、どんな「いのちの風景」が広がっているでしょうか。
助産所は静岡市内だけでも15カ所ほどあり、今回、上映の応援団になってくれている助産師さんもいます。
12/10(日)の上映後に、トークイベントを開催いたします。ゲストは本作が初監督作となった監督の吉田夕日さんに加え、静岡市の「くさの助産院」の草野恵子さん、静岡大学人文社会科学部の白井千晶教授にご登壇いただきます。是非ご参加ください。
開催日 | 2023/12/10(日) |
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開催時刻 | 10:55~の回、 上映終了後 |
会場 | サールナートホール/静岡シネ・ギャラリー |
舞台挨拶 | ゲスト: 吉田夕日監督 くさの助産院 助産師 草野恵子さん 静岡大学人文社会科学部 白井千晶教授 |
料金 | 劇場通常料金に準ずる |
注意
※当日受付順でのご案内となり、途中入場・トークのみの参加はできません。
※無料鑑賞、招待券、各種割引利用不可
※前売券使用可
前売券をお持ちのお客様も、受付カウンターでかならず整理券とお引き換え下さい。
※登壇者は予告なく変更する場合がございます。予めご了承ください。
ゲスト
吉田 夕日(監督)
東京生まれ。東京都立晴海総合高等学校を卒業後、フランスへ留学。 南仏モンペリエやロワール地方アンジェ、パリでフランス文化を学ぶ。2004-2005年映画専門学校のÉSEC
PARISに在学。帰国後、フリーランスの映像ディレクターとして制作会社テレビマンユニオンに参加。老舗旅番組「遠くへ行きたい」など、日本国内の風土や伝統工芸・食をテーマに取材。第2子を助産所で出産した事をきっかけに、初のドキュメンタリー映画『1%の風景』を制作する。
草野 恵子
(くさの助産院 助産師)
長崎県五島列島生まれ。
助産師資格取得後静岡厚生病院産婦人科病棟勤務、平成5年より5年間静岡市中田の増田助産院勤務。
増田助産院院長の故増田さかへ氏のもとで助産院と開業助産師について学ぶ
平成10年、静岡市内では増田助産院開業以来37年ぶりに助産院を開業。現在に至る。
白井 千晶
(静岡大学人文社会科学部教授)
1970年8月愛知県生まれ、2001~2003年度早稲田大学助手、2003年早稲田大学大学院博士課程単位取得満期退学、複数の大学等の非常勤講師、2010~2012年度日本学術振興会特別研究員(RPD)、2014年4月静岡大学准教授、2016年同教授
2022年より第5期研究フェロー。
『アジアの出産とテクノロジー:リプロダクションの最前線』(編著、勉誠出版、2022年)『フォスター:里親家庭・養子縁組家庭・ファミリーホームと社会的養育』(著、生活書院、2019年)『養子縁組の再会と交流のハンドブック』(監訳・訳、生活書院、2019年)など著作多数。
該当作品
『1%の風景』
あらすじ
助産所や自宅での出産を決めた4人の女性と、彼女たちをサポートする助産師の姿をとらえたドキュメンタリー。
日本では現在、99%のお産が病院や産院などの医療施設で行われている。そんな中、助産所では1人の助産師が医療機関と連携しながら、妊娠・出産・産後と子育ての始まりまで、一貫して母子をサポートする。
自身も第2子を助産所で出産し、助産ケアのきめ細やかさと奥深さに感動したという吉田夕日監督が、都内にある2つの助産所を4年間にわたって取材。命を産み、育てようとする女性たちと助産師が過ごすささやかな日々にカメラを向け、多様化する社会で失われつつある“命の風景”を映し出す。
作品情報
出演:
渡辺愛(つむぎ助産所)、神谷整子(みづき助産院)
監督・撮影・編集:吉田夕日
配給:リガード
2023年/日本/106分/カラー/(C)2023 SUNSET FILMS