11/25舞台挨拶開催によせて

この度、『イーちゃんの白い杖』大ヒットにより続映決定しました。
さらに、これを記念して春風亭昇太さんが舞台挨拶に来てくれることになりました。
本作のナレーションを担当された昇太さんが、イーちゃんとご家族、そして橋本監督をはじめ製作に関わったすべてのスタッフに祝福をしてくれることでしょう。
是非、客席いっぱいでお迎えしたいです。ご来場をお待ちしています。

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INFORMATION

≪11/25(土)舞台挨拶登壇者≫
春風亭昇太(ナレーション)、小長谷唯織(出演)、橋本真理子(監督) 

※上映前の舞台挨拶となります。
※登壇ゲストは急遽変更となる場合があります。


11/25ゲスト:春風亭昇太さん
≪料金≫
当日券
一般 1,300円
その他 1,100円 (全て税込み)
※前売券をお持ちの方は、ご利用いただけます。

定員制、自由席、途中入場・払い戻し不可
予約はできません。当日受付順のご案内となります。(11/25も同様)

※1階大ホール(定員200名)で上映予定。混雑が予想されますので、お時間に余裕を持ってご来場ください。
※定員制のため、満席時はご入場いただくことができません。
※途中入場不可。舞台挨拶のみの参加不可。

≪上映情報≫
11/10(土)~11/23(金) 連日①10:00~11:55
11/24(土)~11/30(金)連日①10:45~12:55
詳しくはこちら
※UDCastによる音声ガイドあり

≪公式ウェブサイト≫

http://www.sut-tv.com/ichan/

舞台挨拶情報

11/25以外にも、舞台挨拶がございます!是非お越しください。

11/17(土)

登壇者:
小長谷唯織(イーちゃん)、小長谷卓也(父)、橋本真理子(監督)、川口カズヒロ(音楽)
11/18(日)
登壇者:
小長谷和美(母)、橋本真理子(監督)
11/23(金・祝)
登壇者:
小長谷唯織(イーちゃん)、橋本真理子(監督)、川口カズヒロ(音楽)

※料金、注意等は上記インフォメーションをご覧下さい

上映作品

『イーちゃんの白い杖』

生まれつき目が見えないイーちゃん。本名小長谷唯織(こながや いおり)さんは20年前、静岡盲学校で白い杖の使い方や点字など、視覚障がい者として生きる基本を学んでいた。
触って、なめて、においを嗅いで。目が見えない世界は想像を超える発見があった。だが、成長するにつれ「なぜ自分だけ違うのか」不思議に思うようになる。そして、大勢友達がいた地元の保育園とは違い、同級生がいないさみしさを実感する。
障がいを持った者同士、分かり合えると信じ、中学生になったイーちゃんは、東京の盲学校へ進学した。しかし、ここで経験したのはいじめ。
大好きなピアノで気持ちを整理しようとするが、心が追いつかなかった。「現実から逃げないでほしい」と厳しく接する母。ピアニスト、歌手、作家…夢も破れ、何もかも嫌になった。障がいがあろうがなかろうが悩みは同じだ。「学校にいても家にいてもつらい」「死にたい」とも考えた。
でも―そばにはいつも2歳下の弟・息吹(いぶき)がいた。重度の障がいで、食べることも歩くこともトイレにもいけない弟。入退院を繰り返し、手術を何度経験しても前に進む弟。
イーちゃんは、自分の甘さに気づき、自殺を踏み止まる。「私の弟だから強いんだ!」障がい者が生き、働く。壁はいくつも乗り越えなければならない―しかし、乗り越えようとする強さがあれば、必ず幸せはやってくる。

橋本真理子監督 映画への思い

唯織と息吹 この出会いが、私を変えました――。
障がい者にカメラを向けることがタブーとされていた20年前。盲学校100周年のニュース取材中、目の前を駆け抜けたのが、イーちゃんです。
「この子は感性が違う」と直感し、同時に弟が重度の障がい児だと知ります。本当は1回目の番組で終わるはずでした。でも、唯織と息吹はこの先どう生きるのか、生きやすい社会になるのか、心配でした。
障がい児・医療的ケアが必要な子供たちの教育、障がい者雇用、優生保護法。正直、この20年で新たな課題も浮き彫りとなり、何が解決したのか、答えに苦しむのが現状です。更には、2016年、神奈川県で重度障がい者を狙った殺人事件が発生、許せませんでした。
人は年をとれば目も悪くなり、歩くのも億劫になる…誰もが、障がい者になると私は思います。唯織も息吹も少し早かっただけ。2人が生きやすい社会は、私たち自身が生きやすい社会になるはずです。
障がい者が隠れて生きる社会はやめにしたい。障がいがあろうがなかろうが、誰にも生まれてきた意味がある―この思いを伝えたくて映画にしました。

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静岡シネ・ギャラリー

静岡市葵区御幸町11-14 サールナートホール3階