特集:
『僕とカミンスキーの旅』

&お客様が選ぶ、オススメ旅をテーマにした映画!

2017/6/24(土)~7/7(金)公開の『僕とカミンスキーの旅』が公開となります。
『グッバイ、レーニン!』のヴォルフガング・ベッカー監督と主役を演じたダニエル・ブリュールが、なんと12年ぶりに組んで生まれた『僕とカミンスキーの旅』。
盲目の画家カミンスキーと、無名の美術評論家ゼバスティアンの道中劇は、
癖がありすぎる二人のせいでトラブル続きの大波乱。
でもそれによって浮かび上がるのは、
ただのドタバタコメディだけではなく、ほろ苦さまで。
老いや若さ、現実と虚構。アーティスティックな世界観。
是非『僕とカミンスキーの旅』をご覧下さい!
そして、梅雨で雨が多い日が続くので、映画の中の旅に出るのはいかがでしょうか?
シネ・ギャラリーをご利用したお客様に、オススメの旅をテーマにした映画をお聞きしました!ご参考にどうぞ。

盲目の画家、カミンスキー?

マヌエル・カミンスキーはマティス最後の弟子でピカソの友人、そしてポップアート隆盛の60年代NYで“盲目の画家”として脚光を浴びた伝説的な人物。だが、突然アート界から姿を消す。
それから50年。現在はスイスの山奥で隠遁生活を送っている。
そんなカミンスキーには、若い頃、愛する恋人がいたが死んだと思っていた。
でもそれはどうやらデマで……?

売れない美術評論家 ゼバスティアン

31歳の無名の美術評論家ゼバスティアンは、金と名声ほしさに芸術家の伝記を書こうと思い立ち、画家カミンスキーに白羽の矢を立て、彼の住むスイスの山奥を訪れる。
しかしカミンスキーは断固として自分のことを話そうとしない。
何とかしてカミンスキーの気を引こうとするゼバスティアンは、周囲の人々の聞き込み調査から、カミンスキーには忘れられない女性がいて、死んでいると思っていたが実は生きているという情報を掴む。
ゼバスティアンは彼女に会いにいこうとカミンスキーを焚き付け、二人の旅が始まったが……

映画を観た後は、原作も!
「僕とカミンスキー 盲目の老画家との奇妙な旅」

芸術で挫折した、無名な美術評論家と、マチス最後の弟子で盲目の画家カミンスキーの2人の奇妙な旅を綴ったロードムービー風物語。

著者は、全世界的ベストセラー『世界の測量』の、ダニエル・ケールマン。
1975年ミュンヒェン生まれで、ウィーン大学で哲学と文芸学を学んだのち、小説の執筆を行う。
文芸学者、批評家、大学講師。
著書に「世界の測量」等。クライスト賞、ヴェルト文学賞などを受賞。

翻訳者は、瀬川裕司。ドイツ文学者で映画研究者、映画批評家、明治大学教授。



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お客様オススメの旅をテーマにした映画!

シネ・ギャラリーをご利用くださいましたお客様に、旅をテーマにしたオススメ作品をお聞きしました!
ご参加してくださいました方、誠にありがとうございました!

『都会のアリス』 ダブル・フォルト様

これぞロード・ムービー。
主人公と少女の交流、白黒の映像が美しい

『プリシラ』 Chirs様

ど派手なバスで大陸を移動するクィアたち。
けばけばしさの裏側に隠れた生き様にホロリ。
ABBAなどの名曲も違う視点で楽しめちゃいます!

『ストレイト・ストーリー』 まぐ様

老人がある乗り物に乗って兄を訪ねる物語。
「この監督がこんな映画を!」という意外性なら一番です。
他にも「終着駅 トルストイ最後の旅」や、「リトル・ミス・サンシャイン」が思い浮かびました。

『夢みるキカイ』 OVA「Genius party」収録  MC菊田健太様

「夜は短し歩けよ乙女」の湯浅監督作品。ほとんどセリフらしいセリフもない+湯浅作品独特のカオスぶりながら、赤ちゃんが短い間に色々な物とふれあい、成長する姿を描いた怪作。
アニメだと思ってみてたら度肝を抜かれる一作。

『パリ、テキサス』 そうちゃん様

もう遠い記憶でしかないのですが、音楽が切なく、またナスターシャ・キンスキーが美しい。

『ネブラスカ』 ぽお様

息子が年老いた両親を車に乗せて、かつて2人が暮らした町を訪ねるストーリー?
両親の発言に苦笑しながらも旅を続ける息子の姿に拍手!

『ロード・オブ・ザ・リング』 ちゃそ様

ニュージーランドの実景も含めた撮影が素晴らしく、ファンタジー世界を旅する臨場感が味わえました。

『アリスの恋』 無記名様

少年のようなジョディ・フォスターにまた会いたい。