2017/6/3(土)
『標的の島 風
(かじ)かたか』
先行上映&監督舞台挨拶開催!

6/24(土)~公開する『標的の島 風(かじ)かたか』の先行上映を行い、三上智恵監督の舞台挨拶を行います。
沖縄に在住している三上監督のお話を直接聞く機会はめったにありません。
是非、お誘い合わせの上、お越しください。

『標的の島 風(かじ)かたか』
作品情報

「標的の村」「戦場ぬ止み」と、沖縄の米軍基地問題を取り上げ続けている三上智恵監督によるドキュメンタリー。
沖縄本島では辺野古の新基地建設、高江のオスプレイのヘリパッド建設、そして宮古島、石垣島の自衛隊配備とミサイル基地建設など、沖縄はさまざまな問題を抱え、反対派の住民たちによる激しい抵抗、警察や機動隊との衝突が続いている。
そういった現実を描きながら、沖縄の人たちが持つ県民性なども浮き彫りにしていく。
タイトルは2016年6月に米軍属女性暴行殺人事件被害者追悼集会での稲嶺進名護市長による「我々は、また命を救う『風かたか』になれなかった」の発言から取られ、「風かたか」は風よけ、防波堤を意味する。

    

●監督 三上智恵 ●製作年 2017年 ●製作国 日本
●配給 東風 ●上映時間 119分

監督/ 三上智恵

ジャーナリスト、映画監督。
1987 年、アナウンサーとして毎日放送に入社。95 年、琉球朝日放送の開局時に沖縄に移住。
同局のローカルワイドニュース番組「ステーションQ」のメインキャスターを務めながら、「海にすわる〜辺野古反基地600日の闘い〜」
「1945〜島は戦場だったオキナワ365日〜」
「英霊か犬死か〜沖縄から問う靖国裁判〜」など、沖縄の文化、自然、社会をテーマに多くのドキュメンタリー番組を制作。

2010 年、日本女性放送者懇談会放送ウーマン賞を受賞。
12 年に制作した「標的の村~国に訴えられた沖縄・高江の住民たち~」は、ギャラクシー賞テレビ部門優秀賞、座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバル大賞など多くの賞を受賞。

劇場版『標的の村』でキネマ旬報ベストテン文化映画部門第1 位、山形国際ドキュメンタリー映画祭で日本映画監督協会賞・市民賞をダブル受賞。
2015 年5月『戦場ぬ止み』を劇場公開。
『標的の村』『戦場ぬ止み』ともに、劇場公開後も全国各地で上映会が続いている。

現在は、フリーのジャーナリスト、映画監督として活動するほか、沖縄国際大学で非常勤講師として沖縄民俗学を講じる。
著書に「戦場ぬ止み 辺野古・高江からの祈り」(大月書店)、琉球新報政治部記者・島洋子氏との共著に「女子力で読み解く基地神話在京メディアが伝えない沖縄問題の深層」(かもがわ出版)。
最新刊「風かたか 『標的の島』撮影記」(大月書店)が3 月刊行。